目次
はじめに
WindowsServer2016認定試験MCP 70-740
Installation, Storage, and Compute with Windows Server 2016
に合格できたので、これから受験を予定している方向けに情報をまとめます。
日本語の受験記がほとんどないので、ぜひ参考にしてください。準備編はこちら。
70-740取得に必要な勉強時間
私が対策に使用した時間はトータルで42時間です。
平日
昼休み 0.25時間 × 20日 = 5時間
夜 2時間 ×10日 = 25時間
土日
4時間 × 3日 =12時間
合計 42時間
前提としてもっていた知識は以下です。
- IPA資格は応用を保持
- ベンダー系資格も複数保持(Linux系、Oracle系)
- Windows Serverは実務経験はほとんどなし。WSUSについてはある程度運用経験あり。
実務でWindows Serverをがっつり触っている方、本番環境を運用している、ユーザへ提供している方は、後述する対策・要点を抑えれば、もっと短い勉強時間で合格可能かと思います。
試験に合格すると、勉強時間を少なく見積りがち(脳内補正がかかる?)ですが、
私の場合は家庭の都合(主に子どもを遊ぶ時間)もあり、限られた勉強時間で対策を進め、
対策が不十分なカテゴリも許容しつつ、なんとか合格できたという感触です。。
勉強時間を確保できる方は、ぜひもっと勉強時間を突っ込んで対策を講じてください。
結果としては、合格に必要な最低スコア 700点をわずかに上回り合格することができました。
特定されかねないので、詳細はマスクしてます。
難易度としては、
実務で触っていないと高得点をとるのは難しいが、対策本だけでも合格は可能というレベルです。Azureや自分の環境でWindows Server 2016の試験環境を用意できるともっと短期間で合格できるかもしれません。
対策
Amazonや大型書店などで、以下のポイントを考慮しながら対策本を選定
- 模擬問題がある(豊富なほどよい)
- 技術詳細よりも、「流れ」の説明が充実しているもの(思考の流れ、プロセスの流れなど)
- 情報が最新であるもの(出版1-2年以内)
- ざっと読んで、理解がスムーズと感じる(基本的なITの知識は必須)
おそらく現状の対策本は日本語では、黒本か赤本の二択かと思います。
私は問題数が豊富な黒本を選択。
私はこの対策本を選びましたが、同僚がもっていた赤本も分かりやすかったです。
また、巻末の模擬問題も黒本より本番によせた視点・出題形式を意識していました。
1冊4,000円程度するので赤黒両方買うと8,000円です。予算がある方は両方買っておくと心強いです。
すべてを理解する必要はないので、はやく1冊読み終え、繰り返し読むことを重視します。
(できれば忘却曲線に則りつつ)
また、本だけでなく海外の試験問題収集サイトも有益でした。
この試験は日本語の情報が少なく、問題演習の絶対量が少なかったので、以下のサイトが受験の助けになりました。
英語ですが、google翻訳の拡張機能で読むと、試験の日本語感に近くなります。
ポップアップのメールは適用なアドレスでOKです。
回答の精度は怪しいかもしれないので、ある程度勉強して取り組むのが良さそうです。
あとは、Microsoft公式で提供しているMCP 受験対策 トレーニングも有用でした。
4-5時間で試験の要点をデモや想定問題を交え、動画で解説してくれます。
以下リンクから、“MCP 70-740 受験対策セミナー ~Installation, Storage, and Compute with Windows Server 2016~ (2017 年 8 月)”を選択
試験におけるテクニック
長文問題、分からない問題は飛ばしましょう。まずはすべての問題を解き切ることを最優先としてください。
あとで見直す問題にマークをつけつつ、試験時間の半分~1/3程度で一旦すべての問題を解き、その後繰り返し見直し解答の精度を高めていきます。
尚、70-740では最初の10問までは後で見直し不可の問題です。(出題形式はYESorNO)その後の50数問は見直し可能です。
また、Windows Server特有の技術用語、出来ること、実現するコマンドを紐づけて理解しておくのが非常に有効です。実務でも役立ちます。
確実に理解しておくべきポイント
- ファイルシステムの特徴とできること/できないこと
(NTFSとReFSの違いは、暗号化、バックアップ、階層化は何に対応しているか?) - NanoServerの展開方法(以下の公式説明を熟読)
https://docs.microsoft.com/ja-jp/windows-server/get-started/nano-server-quick-start - logman create
https://www.atmarkit.co.jp/fwin2k/win2ktips/1246logman/logman.html - クラスタリングに必要な条件(静的IP、DNSサフィックスなど)
- レプリカの種類、特徴、最低必要ディスク台数
- WSUS、ADFSでどのようなケースでどのようなポートを使用するか?
などです。
まとめ
ITベンダー系の試験は絶対に短期間で勝負するのが良いです。
先にスケジュールを決めて、その日程まで追い込むという感じがおすすめです。
資格そのものに意味はないですが、資格取得までのセルフコントロールとプロセス管理には意味があり、必ず自分のためになると考えます。
受験を検討されている方は、ぜひ受けてみてください。
また、私が過去に取得した資格の記事も読んでみてください。
コメント
今月末に受験するので
参考にさせていただきます。
コメントありがとうございます!
日本語の情報が少ないので参考になればと。
ちなみに、お伺いしたいのですが
結果は試験後に即発表でしょうか
結果が終了後即表示され、試験終了後に印刷されたスコアレポートでスコアと点数分布が分かった気がします。
健闘を祈ります!
ありがとうございます。
助かります。