バッファローSSD-PHU3-AシリーズはNVMe外付けSSDのデファクトになり得るか?ベンチマークテストしてみる

目次

はじめに

以下の記事でもご紹介しているのですが、SSDの接続規格/性能は日進月歩しています。

m.2規格の種類の解説とNVMe SSDとSATA SSDを外付けケースに入れてUSB接続したい場合にどの外付けケースを選ぶべきか、説明しています。

m.2規格SSDとその外付けケースについては↑の記事でまとめていますが、
市販のNVMe対応外付けSSDの性能はどうなのか?を調査してまとめてみました。
検証したのはこちらの製品です。
発売から半年経たずにAmazonのパソコン・周辺機器ランキングで100位以内となっており、売上好調みたいです。

SSD-PH1.0U3 製品仕様

まずは製品仕様から。

インターフェイス:USB3.1 ※当然下位互換アリ
端子形状:USB Type-C
電源:USBバスパワー供給 ※別ケーブルにて電源供給不要
本体寸法:103×9.8×31.5mm
厚みはiphone程度、タテヨコも約10cm x 約3cmなのでポータブル性は高い
重さ:約40g ※ケーブル除く
付属品:
・USB3.1(Gen2/Gen1)ケーブル30cm Type-C to Type-C
・USB3.1(Gen1)ケーブル 30cm Type-C to Type-A

製品の特徴
1,000MB/sの高速データ転送

  • NVMe SSDを採用しているため、転送規格がボトルネックにならない。
  • カタログ値で転送速度1,000MB/sの高速なファイル転送
  • 金属筐体を採用しSSDの放熱を効率よく行うことで、連続使用時も速度低下が起きにくい設計
USB Type-AとUSB Type-Cケーブル付属
  • 標準でUSB Type-Aケーブルに加え、USB Type-Cケーブルも付属
  • Type-Cポートを搭載したSurface GoやMacBookなどにも直接接続可能
耐障害性/振動に強いSSD

※この製品に限った話ではないですが

  • SSDには可動部がないので、振動や落下でデータ消失する可能性がHDDに比べ低い
他製品より約63%の小型化を実現

  • 個人的にはこれが本製品の秀でた特徴な気がします。
  • 40gと軽量で且つサイズも非常に小さくノートPCの要領拡張にフィット

参考:https://www.buffalo.jp/product/detail/ssd-ph1.0u3-ba.html

SSD-PH1.0U3 ベンチマーク結果

検証した製品はこちら

BUFFALO USB3.1(Gen2)対応 ポータブルSSD 1TB ブラック SSD-PH1.0U3-BA

バッファロー SSD-PH1.0U3-BA USB3.1(Gen2)対応 ポータブルSSD 1TB ブラック 取り寄せ商品

Type-C to Type-Aと Type-C to Type-Cそれぞれでテストサイズ500MB,2GB,16GBで検証。
テスト回数はどちらも5回。

Type-C to Type-A 速度検証結果

Type-C to Type-C 速度検証結果

考察としては以下。

  • TypeCでもTypeAでも性能差はあまりない(当然ですが)
  • シーケンシャルでもRead/Writeともに平均400MB/s(1000MB/sには到底届かない)
  • Read/Writeスループット400MB/sは外付けHDDに比べれば格段に高速
まとめ

大容量のUSBメモリを購入するより容量単価が低く、外付けHDDを買うよりも高速でコンパクトというフラッシュの良いとこ取りをしつつ価格が抑えられている製品でした。

バッファロー SSD-PH1.0U3-BA USB3.1(Gen2)対応 ポータブルSSD 1TB ブラック 取り寄せ商品

以上です。無駄な買い物とならないように互換性はあらためて購入前に確認ください。

また、興味があればこちらの記事も読んでみてください。

はじめに以下の記事でもご紹介しているのですが、SSDの接続規格はどんどん進化しています。これまでは、「PCの容量が足りない」というケースで外付けHDDや外付けSSDを購入するケースが多かったのですが、.M2規格を調べてみてNVMeの外付けケ