目次
はじめに
エンジニア、営業、コンサルタントの経験した中で、ミーティングで特に使える言い回しを厳選します。ファシリテーションの技術は奥が深いので、長い時間をかけて血肉にする必要がありますが、ちょっとした言い方を意識することで会議の時間短縮、脱線回避などメリットがあります。ぜひ次の会議から試してみてください。
話が会議の主旨から外れているとき
「あれ?今なんの話してるんだっけ?」「今日って何決めるんだっけ?」
上司が脱線しはじめたら、一旦脱線の話しに乗りつつ軌道修正を計ると角が立ちません。
打合せの目的が分からないとき
「この時間って何決めるんでしたっけ?」
とりあえず会議招集されて進行する人が目的・ゴールを示さないときはこれを最初に確認しましょう。
おしゃべりな人が会議にいるとき
「先に時間配分決めておきましょうかね?」
会議でうっぷんを晴らしたい、話したいことがある人は時間に関係なく話し続けます。
タスクがぼんやりしているとき
「これいつまでにやりますか?」 「主担当者は誰ですか?」 「最後にToDoでまとめましょうか」
あえてぼんやりしておく人もいますが、タスクの納期・粒度・体制がハッキリしてないとお互いに困ります。ぼんやりしておくのは優しさではありません。
目的と手段がごっちゃになっているとき、主旨を見失っているとき
「これって誰がどう嬉しいんでしたっけ?」
効果・成果を確認するときの言葉です。「誰がどう、どのくらい嬉しいのか」は上長や顧客に対して最も大事なポイントです。よくよく聞いてみると「自分自身が楽になる」や「言われたからやる」というケースも多いので、ここがハッキリするだけでも殺し文句になります。
課題があって議論が前に進まないとき
「では、xxの課題がクリアできたとしたら、どうします?」
難しい問題に直面すると出来ない言い訳を考えがちですが、「解決するためにどうしたらよいか」と建設的な議論に方向転換できます。
話が長い、意図が分からない意見がでたとき
「それは、質問ですか?意見ですか?それとも要望ですか?」
話しながらアタマの中を整理していて本人も分かっていないケースが多いです。
ミーティングで使える情報源
私は5-10冊程度のミーティングに関する本を読んでみて、この3冊は書斎においてあり、定期的に読み返しています。
また、ミーティングのコツとして、
「悪いミーティングだな」と感じたときは何が悪いのか、自分で言語化して対策を考えてみる
のをオススメします。悪い例ほど良い教材です。