目次
はじめに
ビジネスシーンでよく使用されるフレームワークについてまとめています。
ロジカルシンキングなどのマインドセットを高める記事もまとめているので、あわせて読んでみてください。
フレームワークの必要性
フレームワークとは、様々な対象や分野に共通して使える手法や枠組みを指し、考え方の「型」のようなものです。活用シーンとしては、思考分析、意思決定、問題解決、戦略立案など、多くのビジネスシーンで使われています。
フレームワークを活用するメリットとしては、
- 考えるべきポイントをパターン化することで、誰でも再現可能となる
- 考える時間を短縮して成果を高める
- MECE(漏れなく、ダブりなく)に整理/検証ができる
といったことが挙げられます。ビジネスシーンの共通言語としても使いこなせると心強い武器となります。
フレームワークという「道具」を使って情報を整理する
「フレームワーク」とは別な言い方をしてみると、問題解決をするための膨大の情報を整理するための 「道具」 と言えます。思い込みやKKD(勘、経験、度胸)としてある一般的な認識が必ずしもビジネス上の正解とはなりません。
そのようなときフレームワークで整理することで、共通認識を改めたり、真因を追求したり、今までとは異なる解を導くことができます。
自身の思い込みではなく、情報を分類し、適切な 「入れ物」に格納していくことがフレームワークの役割です。
【図解】SWOT分析とは
SWOT分析とは、外部/内部環境を
- 強み-Strengths
- 弱み-Weaknesses
- 機会-Opportunities
- 脅威-Threats
の4カテゴリに分析し、限られた経営資源をどう活用していくか、経営戦略を策定するフレームワークの1つです。
軸は2つです。
ヨコ軸:プラス要素とマイナス要素
タテ軸:内部環境と外部環境
カテゴリは以下の4つ。
機会-Opportunity
どのように機会を活かすか?
脅威-Threat
どのように脅威を排除・対処するか?
強みStrength
伸ばしていくべき強みとは?
弱み-Weakness
克服すべき弱みとは?
思いつきや根拠が曖昧なまま分類してしまうと、捉え方次第で状況が変わってしまうので、
定量的根拠があるものを軸に整理していくと、より有効に活用することができます。
【事例】ITベンダーの新規ソリューション展開をSWOT分析する
実際にITベンダーの新規ソリューション展開を検討する場合にSWOT分析を使ってみます。
最後に
数あるフレームワークのひとつとしてSWOT分析の図解と事例を整理しました。思考分析、意思決定、問題解決、戦略立案など、多くのビジネスシーンで使われていますので、ぜひ使いこなせるよう日々の業務で試してください。
フレームワークをもっと学びたい、トレーニングしたいという方には以下の本がおすすめです。
MECE、仮説思考、ゴール思考といったロジカルシンキングが体系的にまとまった本はこちらがおすすめです。