ゼロベース思考とは?使い方の例と身につけるためのコツ[ロジカルシンキングの精度とスピードを高めるテクニック(4)]

はじめに

仕事に限らず、論理的に物事を考えること(=ロジカルシンキング)が求められるシーンは
よくあると思います。本記事では「ゼロベース思考」をご紹介します。

ロジカルシンキングを実践するための考え方として「ゼロベース思考」「MECE」「ロジックツリー」「仮説思考」を紹介しました。マインドセットを鍛える記事一覧はこちら。

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ゼロベース思考とは?

早速本題ですが、ゼロベース思考とは、以下のような思考の「型」を指します。
既にある枠組みに囚われずに、目的に向かってまっさらの状態(ゼロ)から問題を分析し、解決策を考える思考法です。
この説明における「枠組み」とはルール、習慣、経緯、事例、実績、経験則です。
知らず知らずのうちに、過去の枠組みによって思考のパターンの外側で考えることで、これまで考えに至らなかった目的へのベストな選択肢を発想したり、より柔軟なアイデアを想起することができます。

ゼロベース思考の2つのメリット
  1. イノベーティブな発想ができる
    物事の「新しい軸、切り口。、捉え方活用法」を見つけるようなイノベーションは、
    「これまで○○であったから△△である」といった昔の経験則の先にあるのではなく、
    既存の枠組みの外側にあるケースがほとんどです。利益を出す、新商品を企画するといったゼロからイチを生み出すような柔軟な発想ができます。
  2. 問題と解決策の本質的な理解スピードが増す
    製造業でよく言われるような「なぜなぜ分析」(事象の因果関係を掘り下げ、真因を導く分析手法)も非常に有効な手法ですが、過去を遡って原因を探るアプローチの場合、対策は過去の延長線となる場合が多く、思考が事実から積み上げるボトムアップ型となり改善はできても、新たな考えは生み出されにくいように思います。
    それに対してゼロベース思考では問題に対して「そもそも何のため?」を考えるため既存の枠組みから作った仮説ではため、目的達成のための仮説を立てやすく、問題解決を短い時間で本質へ近づけるケースがあります。
ゼロベース思考の使い方
  1. 目的をはっきりさせる
    例えば、上司に言われたこと、家族に言われたことを達成するのが目的ではなく、
    真の目的は何か?を自身が腹落ちするまで熟考する
  2. 既存の枠組みを無視して解決策を考える
    これまでの経緯やルールなどを理解はしておく必要はありますが、
    それらは一旦無視し、白紙の状態で目的を達成するためにはどうするべきかを考える。
    考え方のテクニックとして仮説思考、MECE、ロジックツリーなどが活用できます。
  3. 問題の解決策を検証
    一旦出してみた解決策を仮説とし、試せることは実証し、評価を繰り返す

「既存の枠組みの外側で考える」ということが重要です。

ゼロベースで思考するヒトの特徴

ゼロベースで思考することが習慣的になっているヒトの特徴は以下があります。

  • 「そもそも~」を常に考えている
  • 他の可能性がないかを常に考えている
  • ルーティンワークを嫌う
  • 一歩下がって俯瞰した目線で物事を見ている

既存の枠組みの内側のルールには従いつつも、常に既存の枠組みを疑い、検証をするクセがあります。時には既存の枠組みを否定するような考えにも至るので
既存の枠組みを大事にしているヒトとのコミュニケーションは配慮しておこなう必要があります。

最後に

「今まで○○だったから、△△をすべき」という発想は必ずしも最善ではないことがあります。現代では特に顕著になってきていると思います。
達成したい目的に対して、過去の枠組みをすべて取っ払って「何が最善か?」を考えるゼロベース思考をぜひ仕事やプライベートで活用してみてください。

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