Windowsのセットアップコマンド(setup.exe)のオプションまとめ

目次

はじめに

Windows10で使用可能なセットアップコマンドsetup.exeのオプションをまとめます。
※Windows8.1などでも使用可能なものもありますが、Windows10想定です。

セットアップコマンドを使用する目的はサイレントインストールを使う場合が多いかと思います。具体的には、管理ソフトウェアなどの配布機能で対象PCへ一斉にインストールをする際に、事前に設定したオプションでなるべくユーザに操作させずにインストールが可能です。

setup.exeのオプション

Windowsセットアップ(setup.exe)に用意されているコマンドオプションのうち、
利用頻度が高いオプションを整理します。

基本的な使い方
以下のようにsetup.exeを配置したカレントパスにてコマンド+オプションで使用します。

/Auto {Clean|DataOnly|Upgrade}
Windows10の自動アップグレードだけを実行
Clean:Windowsのクリーンインストールを実行
DataOnly:データのみ保存(アプリは保存しない)し、Windowsのアップグレードを実行
互換性チェックでこのオプションが使えない場合、セットアップはメッセージを表示せずに終了し、終了コードをログへ記録
Upgrade:アプリとデータの両方を保存し、Windowsのアップグレードを実行。
オプションが使えないor互換性の問題を解決する必要がある場合はメッセージを表示せずに終了し、 終了コードをログに記録

/DynamicUpdate {enable|disable}
インストール時の動的な操作更新操作(例えば、検索/ダウンロード/更新プログラムのインストール)を実行するかどうかを指定。以下のように追記して使います。
setup.exe /auto upgrade /DynamicUpdate disable

/NoReboot
ダウンレベルフェーズの完了後のPCリブートをしないよう指示
このオプションを指定すると、Windowsが再起動する前にコマンドを追加して実行できます。
このオプションで実行されなくなる再起動は、初回リブートのみ。それ以降に要求された再起動は制御不可。
ダウンレベルフェーズ:
アップグレード前のOSで実行されるWindowsファイルがコピーされ、インストールコンポーネントが収集されるフェーズ

/PKey <product key>
特定のプロダクトキーをセットアップ時に使用
<product key>はxxxxx-xxxxx-xxxxx-xxxxx-xxxxxのように記載

(参考)
https://msdn.microsoft.com/ja-jp/library/windows/hardware/dn938368(v=vs.85).aspx



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