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戦略と戦術、元々は軍事用語として遣われていた言葉ですが、
最近ではビジネスや人生においても遣われるようになっています。
かく言うこのブログも「戦略」というタイトルをつけています。
にもかかわらず「戦略と戦術の違いを説明できるか?」と考えてみると、
しっかりとした言葉で説明できる自信がなかったので、記事としてまとめてみました。
現代の言葉で言い換えると、
戦略は、会社などの組織が目的を達成するための錦の御旗となるシナリオで、
戦術は、そのシナリオを達成するための具体的な方法、実現するためのプランを指すと言えます。図解してみるとこのようなイメージとなります。
戦略家の名言
リチャード・P・ルメルト
良い戦略は必ずと言っていいほど、単純かつ明快である。
ビジョンと戦略を同一視する人が多いがそれは正しくない。
戦略は直面している状況の中から最も重要な要素を見つけ、
それに資源や行動を集中させる方法である。
「今何をすべきか」がはっきりと実現可能な形で
示されていない場合、それは戦略とは呼べない。
戦術家の名言
山本 五十六
人は誰でも負い目を持っている。それを克服しようとして進歩するものだ。
やってみせ、言って聞かせて、させてみせ、褒めてやらねば人は動かじ。信頼せねば人は実らず。
どんなことでも部下の失敗の責任は長官にある。下手なところがあったらもう一度使う。そうすれば必ず立派にし遂げるだろう。
豊臣 秀吉
戦わずして勝ちを得るのは、良将の成すところである。
信長公は勇将であるが良将ではない。剛を持って柔に勝つことを知ってはおられたが、柔が剛を制することをご存じなかった。ひとたび敵対した者に対しては、怒りがいつまでも解けず、ことごとく根を断ち葉を枯らそうとされた。だから降伏する者をも誅殺した。これは人物器量が狭いためである。人には敬遠され、衆から愛されることはない。
戦争がビジネスへと置き換わっても、戦略と戦術の重要性は増していると感じます。
「自分の戦略は?戦術は?戦略を掲げた上で戦術を実践できているのか?」といった視点を忘れてはいけないですね。
参考となった戦略家・戦術家の本はこちら。
リチャード・P・ルメルト