目次
WSUSの概要を掴むために基本的な概念、用語を整理してみます。
WSUSとはWindows Server Update Services(ウィンドウズサーバーアップデートサービス)の略です。読み方はダブルサスです。(ダブサスとも)
マイクロソフト製品に対する更新プログラムを集中管理する機能を提供するサービスです。とは言っても具体的に何をするためのものかが分かりくいですよね。
しかも公式の日本語は訳文特有の分かりにくさもあり、どこになんの情報があるのかイマイチに感じたので、WSUSの情報整理をしていますので、こちらも読んでみてください。
WSUSの構成要素は以下の2つです。
WSUSの管理作業は大きく2つあります。
グループポリシーの適用と更新プログラムの検出
自動構成を構成したあと、しばらくすると構成作成したGPOがクライアントコンピュータに適用されますが、早急に適用したい場合は、クライアントPCやドメインコントローラーでコマンドプロンプトを開き、以下のコマンドを実行します。
グループポリシーの強制適用
>gpupdate /force
クライアントPCで以下のコマンドを実行すると更新プログラムの検出が開始
>wuauclt /detectnow
WSUSサーバはデフォルトでは、新たに追加されたWSUSクライアントを”割り当てられていないコンピュータ”グループへ登録し、管理する動作をします。
WSUSクライアントの用途や目的別に適用する更新プログラムを変更したい場合は、あるグループに所属するWSUSクライアントにだけ特定の更新プログラムを適用し、運用することができます。
更新ビューを使うと、表示する更新プログラムのフィルタリングが可能です。
フィルタリングの種類は以下があります。
また、ビューの表示結果のカラムを操作することで更新プログラムが現在何件適用されているか、確認することもできます。
更新プログラムのリリース時に行うこと
更新プログラムの承認(手動)
自動承認設定(自動)
更新プログラムはその目的ごとにクラスとして分類されており、
その分類ごとに適用するかどうかを管理者が判断することができます。
更新プログラムのクラスの種類(一例)
FeatruePacks、ServicePacks、セキュリティ問題の修正プログラム、ツール、ドライバ、更新、修正プログラム集、重要な更新など
こちらもおすすめです。
https://workers-strategy.net/category/tech-output/it/wsus/
ここが一番重要かもしれません….笑
WSUS で選択する Windows 10 の製品分類について
WSUS で配信可能な更新プログラムの各分類について、細かく説明されています。
これからWSUSサーバを構築する方は必ず読んでおいたほうが良いです。
「WSUS 管理コンソールにつながらない!」を解消するための 7 つのワザ
https://social.msdn.microsoft.com/Forums/ja-JP/0dc69153-1d4e-4e91-bf91-df311424a8be/12300wsus?forum=jpsccmwsus
Windows Update がなかなか終わらない!というときにできるワザのまとめ。
【2019/04/11追記 リンク切れ。移行先分かり次第更新します】
https://blogs.technet.microsoft.com/jpwsus/2018/01/26/win10-matome/
Windows10を管理する管理者向けに書かれていますが、”WSUS サーバー設計時のTips”はすべてのWSUS管理者が読むべきです。
あわせて参考にしている書籍をご紹介しておきますので、ぜひ読んでみてください。
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大変参考になると思いバックナンバーを一から追わせて頂いております。オススメ書籍のリンクが切れているようです。もし可能でしたら書籍名をご教示頂けますでしょうか。
記事を読んでいただき、ありがとうございます。
おすすめ書籍名を以下に記載します(Amazonにリンクしています)
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