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突然ですが、
「私と仕事どっちが大切なの?」
と聞かれたらなんと答えるでしょうか?
僕はそんな面倒くさい質問をしてくる女性とは関わらない、という方もちょっと自分事として答えを考えてみてください。記事の最後に同じ質問を聞きます。
自分はこれまで論理的思考能力の高いヒトに漠然と憧れをもっていました。
コンサルファームへの転職を決めた一因でもありますが、論理的思考(ロジカルシンキング)は、自分の人生をより面白い環境へと導いてくれると考えていたからです。
それは今でも良い判断だったと考えていて、限られた情報からより良い選択肢を選ぶことに役立ちます。まだまだ志半ばですが。。。
論理的思考能力におけるポイントのひとつは、自分の選択・行動を筋道を立てて説明できるようになることだと思います。
これができるようになると、悩む時間を減らし、建設的に物事を考える時間を増やすことができます。
こういった能力を高めていくには論理的思考能力の高いヒトの考え方のプロセスを追いかけることが重要ですが、身近に師匠となりそうなヒトがいない…という方は以下の書籍をおすすめします。
NHKニュースのおはよう日本で以下の特集が組まれていました。
私が父親を嫌いになった理由。以下抜粋です。
高瀬「“指導”ではなく、“共感”。子どもが困っていたりすると、ついつい教えたくなってしまいますが…。」
臼田さん「そこが、お父さんが陥りやすい問題なんですね。
お父さんというのは、『こうした方がいい!』という問題解決型の人が多いのです。そうではなく、娘はただ共感をしてもらいたい。
『それは、つらいね』などと共感してあげることが大事なんです。」
この視点、子どもをもつ親としては目からウロコでした。
論理的思考こそが問題解決のための有効な手段だと捉えている優秀なヒトほど、それが習慣化していき、自分が誰かと会話したり、本を読んだりして情報を受け取ったときに情報を論理的に捉え、解決のためのフレームに当てはめて考える思考のクセができてしまいます。
私自身も論理的思考を追い求めるうちに自分の考え方が問題解決脳となってしまっていることを自覚しました。
家族と会話をしていても、ついつい、真因はなにか?とか対策は何を打てるか?とか判断材料に何が不足しているか?とか考えがちではないでしょうか?笑
私がそうです…
でも、妻や子どもが求めているのは問題解決じゃないケースが沢山あります。
そういう相手に問題解決脳で会話をするのは、状況によっては相手の心を傷つけ、距離を作ってしまうでしょう。
仕事の中で求められるのは合理性・効率性をもった言動や行動だと思います。それは発展し続ける経済活動を支えていく上で至極当然なのですが、本来ヒトは感情と論理が共存した生き物だということを忘れてしまっているように思います。子どもや家族に対して、問題解決だけでなく、“共感”という感情に寄り添うことの大切さを心掛けることを働くパパへ伝えたいです。
ここで、最初の質問に立ち返ってみます。
「私と仕事どっちが大切なの?」
解決脳で捉えれば、
「そんなの比べるものじゃない」
「もちろん君が大事で、仕事なんてどうでもいい」
など思いつくでしょうか?
では、共感脳で考えてみるといかがでしょう?
回答例としては、
「寂しい思いをさせてごめん」
「そんな質問をさせてごめん」
といったところでしょうか。
質問の回答が重要なのではなく、どうしてそんな質問をするに至ったかを考えてみると
相手の気持ちが汲み取れるのではないかと思います。
このNHKのニュースも自分にとっての戒めとなりましたが、以下の本もヒトと心で接することの重要性を学ぶのに役立ちました。