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ドイツのインダストリー4.0、アメリカのインダストリアルインターネットコンソーシアム(II)など、IoTの活用による製造業革新の動きが年々活発化しています。
こうした世の中の動きはなんとなく感じますが、具体的に製造現場にどうやってIoTを適用していくのか、何から取り組んでいけばいいのか分からないという組織は多いように感じます。
本書では、日本の「モノづくり」に対して、
4ステップで競争力をつけていけばよい、としています。
本書の中で特に気になったポイントをまとめていきます。
本書では、「見える化」が進化していくステップは4段階があるとしています。
製造行には表の競争力と裏の競争力がある。裏は地味ではあるが、本質的。
例えば、
など。裏の競争力があるからこそ、表の競争力が実現できている。そしてその裏の競争力を高めるためにIoT × AIをうまく使いこなす。
IoT × AI活用の効果は、人間にとって価値のある情報をリアルタイムで具現化できること、ではないかと考えていました。しかし、それだけでなく、人間がうまくバランスをとっていた領域にとって変わる形でIoT × AI活用が進んでいく道がメーカーにおいては合致するのかもしれません。
例えば、製造ラインの優秀な班長のような生産調整能力をつかう領域こそが、
データ蓄積→パターン認識によってソフトウェアによる代替が進んでいきそうです。
Google子会社の自動運転技術を開発しているWaymoが掲げているのも「世界で最も経験豊富なドライバーを作る」というスローガンです。
機械そのものに付加価値をつけていく発送ではなく、人間が行っている機能を切り出し、その一部の精度を人間同等異以上に高めていく考え方が、
メーカーにおけるIoT × AI活用においても重要ではないかと考えます。
最後に私が参考にしている書籍を紹介しておきますね。
2019/03/22に新しいIoT関連書籍が発売しました。
ビジネス視点でIoTの市場比較があるのと、最新の事例がたくさん紹介されています。
こちらもおすすめです。